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Victor(ヴィクター)マグカップ ダークブラウン(後期)

Victor(ヴィクター)マグカップ ダークブラウン(後期)

通常価格 ¥6,600
通常価格 セール価格 ¥6,600
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このマグカップは、Victorが閉鎖する1980年代の後半まで製造が続けられた、最もベーシックなラインとなりますが、底の刻印から、中でも後期のモデルであることがわかります。カラーは希少なダークブラウンで、チョコやレッドブラウンと比較すると、塗りムラが少ないところが特徴的。年代的には1970~1980年代頃の製造と推測されます。

コンディションの上では、底はキレイなわりに口はまんべんなく小キズが見られるため、逆さにして置かれていたのでしょう。側面にも多少傷は見られますが、内底の傷はわずかなので、さほど使用されていなかったものと想像します。

サイズは今回入荷分に関してはすべてLサイズ。持ち手はわりと大きめのつくりで(指2本分程度)、容量はひたひたまでで215mlほど、8~9分目で170~180mlになります。

Victorのマグカップについて
1893年創業のVictorは、もとは電線に使う絶縁器具「碍子(ガイシ)」の製造で発展したメーカーですが、第二次大戦中に碍子ビジネスが伸び悩み、碍子と同じ原料を使った陶磁器製造の道を模索しはじめます。

そんな最中の1940年代の初頭、U.S. Navy(海軍)から「揺れる船上での使用に耐えられるコーヒーマグを作って欲しい」という要請があり、それを受けたメーカーの中からVictorは最終的に契約の獲得に成功します。

Navyの希望は「分厚く丈夫で、当たって壊れるような持ち手は付いていないこと」というものでしたが、これに応える形でVictorが作ったのがウォッチマンズマグと呼ばれる、いわゆる日本の湯呑みのようなフォルムをしたマグカップでした。

第二次大戦中はさらに軍用に丈夫な厚手のボウルも生産をはじめ、こちらは戦後もしばらく製造が続けられました。なおマグカップについては、ウォッチマンズマグに改良を加え、厚手の作りはそのままに、持ち手の付いたマグカップを作りはじめます。

戦後もVictorはデザイン的なバリエーションをほとんど増やすことなく、かたくなにシンプルで丈夫なマグを作り続けますが、このシンプルさと丈夫さがレストランやダイナーから大いに支持を集め、コーヒーマグのスタンダードとして広く愛される存在となりました。

サイズ
口外径約8.4cm、高さ約9cm、容量約215ml、重量545~575g

配送
60サイズ

注意事項
使用に支障があったり、口の欠けやヒビといった大きなダメージ品は除外しておりますが、実際に使われていた古いお品物のため、欠点のない新品や完品とは異なりますことをあらかじめご了承下さい。

関連カテゴリ
キッチンマグカップVictor
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