Kerr Self Sealing Mason Jar 64oz 1914～1920年代

保存瓶を扱う会社として1903年に創業したKerr Glass Manufacturing Corporationは、現在は大企業の傘下に入り、Ballの姉妹ブランドという、やや影の薄い立ち位置に甘んじていますが、かつては革新的な蓋を開発するなど、メイソンジャー業界に残した功績は多大なものがあります。

Self Sealingシリーズは、とても長い期間製造されていたモデルですが、「Self Sealing」の文字が大きなこのタイプは、最初期に製造された非常に希少な一品。さらに本品は、より数の少ない大きな64ozサイズとなっております。ボトルの底には「KERR GLASS MFG CO SAND SPRINGS OKLA」「PAT AUG 1915」の文字が入っており、製造は1914～1920年代となります。

このSelf Sealingシリーズは、Kerrが自社での製造（※）をはじめた数年後から製造がスタートしていますが、ガラスにシワやうねりがとても多く見られるという特徴があります。おそらく製造技術がまだ低かったためではないかと想像しますが、ガラスの質感という点においては、むしろ大きな魅力となっております。

※1909年頃までKerrは自社で製造はしておらず、Illinois PacificとHazel-Atlasが製造を請け負っていたようです。

コンディションはとても良く、小傷や若干の曇りは見受けられますが、気になるレベルの汚れは見られません。なお口に小さな欠けが見られますが、普段は見えない部分なので、さほど気にはならないかと。

蓋はBall製が付属しております。サビや黒ずみなどのダメージは見られますが、内側のミルクガラスに割れは見られません。

楽しみ方はいろいろです。小物の収納や花瓶としても使えますし、ドライフラワーや木の実などを入れて飾ってみても面白いでしょう。またガラスの状態が良いので、蓋をキレイなものに替えていただいて、お米やシリアル、ショートパスタ、ペットフードなどの保存にもオススメです。口は現在のレギュラーマウスと同じサイズになります。

サイズ
底径約11.6cm、高さ約22.3cm

配送
100サイズ

注意
急激な加熱や冷却には耐えられず、破損してしまう場合がございますので、ご注意下さい。

関連カテゴリ
キッチン、メイソンジャー